
ディゴーとナイジェロット
ディラントには月が照らす薄暗い黒と灰色の地面。黄色い木々が覆う森がある。彼の名はナイジェロット。赤い色と白い色の縞々模様を身に纏っている。彼はいつもひとりぼっちだ。どうしてかある日ディゴーは迷子になりこの地へ。辺りには黄色い木と灰色の地面しかないことに気づく。それと同時に赤と白の縞々模様の建物のような物がポツンと建っていることにも気づいた。二人はここで出会った。ナイジェロットは『僕は長い間ずっとこの地で一人でいるけれど、誰もきやしない。ここは暗い。明るい場所へ行って他の世界を見てみたいんだ』と言った。その言葉を聞いたディゴーは『ならちょうどいい。どこか他の場所へ連れてってあげよう!』と。二人はこの地を離れる決意をする。
ディゴーとお月さま
いつの間にかお月さまと同じ大きさに!ディゴーは変幻自在に身体のきさを変えることができるのさ。お月さまが光り輝くころ、ああやってお話ししているみたい。もしかしてお月さまとお友達?

ディゴーの物語り
新しい物語り
『水色の町』
ディゴーはルロシュロルト広場へ。ディラントにあるキサーチュ地方の辺り、水色の町。全てが水色 でできている町。ディゴーはこの町に到着。町を見渡し、物色しているとあるのものが目につく。辺りは巨大化したディゴーが突然現れたものだからびっくりしてしまう!ここはディゴーの故郷なのさ。この町にはディゴーの形をした扉や窓がある。扉や窓には降りそそぐ太陽の陽、新しい風、新しい出会いを運んでくるという幸運を引き寄せる力があると言われている。出入りするところには厄あり。ディゴーは災いを追い払うとされる守り神でもある。なのにどうしてか150年に一度風邪と共に現れて町に災いをもたらす。いたずら好きの彼は150年に一度のはずなのに3日後にまた姿を見せた。忘れ物をしたらしくて。りんご飴忘れたみたいよ!好物だものね。


トロフィ
ワンチはお箸とお皿早揃え大会に出るところを間違えて寝巻き早脱ぎ大会に出場して優勝してもらったトロフィがあったっけかとふと思い出す。箪笥にしまってあった置物のトロフィを出してみたら、そしたらこんな姿だった。32年前のの代物さ。『パイナップル食べるか?』て尋ねたら、『有機栽培された物しか食べないのよ』だって。『ならお菓子食べる?』て訊いたら『外国製のマフィンしか食べませんのよ』だって。『どうだい?陽に当たるのは随分と久しぶりなんじゃない?』て尋ねたら『今、夜中じゃん!』だって
水の中?
『もしかして水の中で身動きとれない感じですか?て訊いたらファムリッシ『いや、ルポイポイ音頭を踊っているの』『ピクニックは好きですか?』て質問したら『いや、今それどころじゃないよ』て言ってたよ。緊急だよ!このままだと銀河瞑太郎氏との会談に遅れちまう!そのあとホトトギス居眠り荘のお掃除当番だってあるんだから。ベゲは黄色モモンピカの中で無事さ。


475年ぶりの再会
二人は“虫とり熱々ハリケーン作戦”の実施中にハリケーンに見舞われて離れ離れに。けどお使いの道中そこら辺歩いてたら久しぶりの再会。再会は嬉しいもので二人の会話。ノルケジは『やぁ、こんなところにいたのか』『おお、ナロープだったか。今モグラくんに関心があるんだけど』熱い抱擁。『わては今ほうれん草に興味があって。ほうれん草になりたいんだ。』これが久しぶりに再会した最初の会話さ!
トマト マッキャン

トマトマッキャンは散歩している最中持っていたワイン色のトマトからトマト君が生まれたのさ。突然の出来事にも関わらず、あまり驚いていないようだね。アゴは外れたみたいだけど!




ケトの夢
お菓子大好きケシャラケト!お菓子町のスロキャラスで今日もお菓子を持って町中を駆け回る特に何が好きなんでしょう?夜な夜な色々な家をお邪魔してこっそりお菓子を頂戴してくるのさ!お菓子を集めるのが大好き。珍しいお菓子に出会えたならもう大はしゃぎだよ!今持っているお菓子は大のお気に入り。嬉しくて大はしゃぎ。ところでお菓子をどこへ運んでいるの?秘密のお菓子基地でもあるのかな。いや、お菓子の国を作るのが夢なのさ!色とりどりのお菓子が並ぶ可愛い世界を作りたいんだって。甘いお菓子を食べたら幸せな気分になれるでしょ?そんな甘~いお菓子で溢れた世界さ。

キッシュルとチェカ

キッシュルはいつものようにドジョウポコチャムスクイに専念しているように見せかけて消しゴム集めをしていた。チェカはサンドウィッチの具にさせそうになっているところを救出したのさ!『ありがとう!助かったよ、あと少しで食べられるところだった。君はなんていいやつなんだ!』キッシュル『あ、あぁ、当然さ』『君は命の恩人さ!なんてお礼を言ったらいいんだい』チェカは言った。ですがキッシュルは心の中で『・・・消しゴムたくさん落ちてたから拾ってただけな んだけど!それにバーチャサー男爵8世の誕生記念スペシャル限定消しゴムやっと見つけたのにとり損ねたじゃないか!どうしてくれるのさ!』の場面

飛び逃げ
ララミシーはお手製のタワシを販売している。ケリは前から欲しかったので隙をついてタワシを持って逃げ出したのさ。ララミシーは捕まえようと試みる。55年前にも同じことをして捕まりそうになったとき必死に空飛んで逃げたのさ!今回はどうかな?あら!?足がおぼつかないや、と普通に捕まりましたとさ!
ブドウ狩り
ルパノはブドウ狩りに来たらこの有様さブドウはなくてよくわからないのがいた。三匹のモイズチューアタたちは今日じゃんけんクイズの景品で手に入れたものさ。『この国ではこの変なのをぶどうと呼ぶのですか?』ポルカサェは『ぶどうなんてそんなもんさ!


得意技
エンテピーは突発的なことが大好きな男。
いつでもどこでもバク転&側転&でんぐり返し
の練習をしているのさ。使う場面はあるかどうかは不明。サイノーテサは毎日の日課である散歩をしていた。前を歩いていた変なやつが突然側転&でんぐり返しをし始めたものだからこちょこちょしてくすぐってやったのさ。最後のバク転は必死の抵抗に遭い阻まれたみたいよ!
グルパイ・グィ
職人のクルパィ・グイ

乗り物好き
グルパイ・グィ再登場。顔職人のグィはお手製の乗り物を作って何処かへ。お気に入りの乗り物さ。今から好きなブーメランのバーゲンセールに向かうところなんだって。煙突から顔が四つ並ぶ。『彼らはお弟子さんですか?』て訊いたら『いや知らない人』だって。機会があればあなたの乗り物に乗ってみたいのですが』て言ったら『ダンボールでできているから壊れやすいのよ』と言い去っていきましたとさ!
グイが持っているのものは?頭を作ってる。作った頭を至るところへばら撒いているんだ。何でも頭をすり替え男だよ。今度被る予定さ。スリスリパントコ男。色んな頭に気分で変えられるのさ!


野菜島からの脱出
トピーミタピタはパントマイムのやり方を教わりに隣町のリンデローパナ君の家に行くところなのさ。その際、ドッチボールのルールも教わりに行くべきか。玉ねぎの遠い親戚の彼はどうしてもこの島から出てタマネギ島に行きたい。パナ君に野菜島からの脱出も手助けしてもらうつもりさ。何故かというと『来週野菜炒めをするからその材料になっておくれ』と村長に言 われた。これはまずい!と思い、脱出さ!お礼にパナ君にその時タマネギ204個贈呈すれば喜ぶだろう。仲間がいる玉ねぎ王国へ。




タニシ園
サフトーは気管に桜桃を詰まらせたせいで旅を遅らせることに。街角にあるタニシ園に行くと彼らがお出迎え。ジャスタバニィたちは特に近年カタ ツムリに目を奪われた。ここら辺にカタツムリ広場はないため仕方なくタニシを見に来たそうだ。サフトーは『ところで箱型の体でどうやって移動するんだい?』ジャスタバニィたち『ここまで来るのに8ヶ月経った。3メートル移動するのに17時間掛かる。中に入るのに6日は掛かるの♡』だって!
わけわかんない人たち
2台の鏡餅といつもいっしょのミヒサ・ワーナぺはどうも小遣いを手渡して彼らを手懐けたらしい。彼らとは左にいるキーホルダーみたいなモコモコのワタワタくんは健康ランドに通ってるらしく今日はその日。ゲンゴロウビルとパパニスクビルの狭間で見つけたケーサラリーに『いい枕探してて。枕になってくれない?』て訊いたら『43秒だけならいいよ』だって。垂れ下がっているわけ分からない男はチチラ国のインチキ政治家の毛玉タコス男さ!
『彼ならきっと国を救えるはずさ!』てミミーが言ってたの♡

グリーンティントミントティー

紅茶を楽しむ時間を持っていますか。
ティントにはあるみたい。ただ紅茶を楽しんでいるだけですが、それがどういうわけか緑の園が彼を囲っている。紅茶を楽しむためミントティータイムへ向かった彼はどうやらこのひとときが大切のようだね。
これはきっと紅茶を愛する気持ちが
そうさせたんだ。くつろげる癒やしの時間は誰もが持っている。その世界に触れているときは好きなものがその人を囲い込むものなんだ。それは辺りいる仲間や緑がティントにとってかけがえのない大切なものだということもわかる場面。
ビタミン ソン
シッピラソンはビタミンを頭から出すのさ。特に栄養素の高いこのカラフルなものはディラントでパピロフューチャスと言う。最近はもっぱ ら玉ねぎばかり出してくるからどうしてなのかよくわからなかったぜ。頭のうえに乗っているコルバー梨元とは3~4ヶ月に1回くらいある“ジャングルジムで戯れる会”の仲間だから気心が知れているよ!パパノシャ業者の箱形タレレ・メリノーはいつもはバームクーヘンを運ぶのに今日に限っては滅多に採取できないパピロフューチャスだから嬉しいはずさ!『嬉しいですか?』て訊ねたら『普通の気持ち』だって。普通らしいよ!!


色々なビタミン
ビタミンソンはもっぱら『タマネギを出すならビタミン剤を届けて!』と町の人たちに言われるらしい。けど今日の気分はかぼすらしい。子どもたちからはメロン風味のビタミンを出してと言われている。ビタミン剤は町の人たちに必要さ。『そのポーズには何か意味があるのですか?』て尋ねたら『特にないよ』だって。手に掴んでいるのは最近越して来たランパマとペリリ。エスカルゴ島から来た二人はソンの話を聞きつけてこの土地へ。なんでもどんな水虫でも癒す効果のある奇跡のビタミンを出すとかで。各地へビタミンを届けるのは本来なら体を反っているメリノーの仕事なのに今休憩中さ。いつもはソンの頭の上にいる相棒のコルバー梨元は珍しく箱の中。各町へ運ぶビタミンを厳選している。選りすぐりの栄養ビタミン剤を届けるためにね。

ハーブの木には
ペルンフは観賞用に買ったハーブを見て癒されている。ここに置いて早40年。いつの間にか木には何者かが枝にぶら下がっている。木にぶら下がり男のタリトトは『やぁ、ここへ来てハムしか召し上がってないのよ』ぺルンフ『なら冷蔵庫にカボチャステーキがあるから召し上がれ』よく眺めてみると窓からおっさんが飛び出している。ペルンフは『おぉこんなところにも変なおっさんがいる』メータラは『僕は保育園に行こうとしたらトナカイがいて逃れ来たのさ』赤い髪のパトーショはボクちゃんはインゲンの生まれ変わりだと言って聞かないんだ。

月と
檸檬の
関係
スュスは檸檬畑からこっそり抜け出して休憩。『美味しいレモンを使って頬っぺたが落ちるほどの美味しい檸檬タルトを作ってみたいな』栽培したレモンを眺めながらそう呟いた。それを成し遂げるにはどうしても必要なものがあるのさ。それは雫レモン。この品を手に入れなければ美味しいタルトは作れない。雫レモンはもう絶品!だったら作ればいいじゃないか!って思うかもしれないけれど、そうはいかないんだ。雫レモンはね、それは月が落とした雫とされるレモン。Dラントには月の雫はレモンという言い伝えがある。
スュスはこの幻の雫レモンに出逢えることをずっと夢みているんだ。
宝探知機
マステは近所にある豆腐屋の看板に載っていた宝島探知機マシーンを購入して、早速使うことに。ここらに宝があるって近所のノノネシアから聞いていたんだ。『さぁ、あるだろうか』探しているうちに何やらすぐそばに丸い叔父様が現れたのさ。『こちらにお宝が眠っているって聞いて駆け付けたのさ。もしかして貴方も?』丸い叔父様エルナルドは『いや、ここにはサツマイモが多く眠っているって聞いたんだけどね』マステは『貴方が持っているものは?』と聞いた。『学長のパルメッタさ。ほとんどデンプンとポリエステルでできている。その学長がサツマイモから産まれたらしくてサツマイモと戯れたいって言うもんだから』マステは『サツマイモ庭園は6軒先の広場ですよ』エルナルドとサツマイモ学長は『ほなまた!』


角刈りの申し子
長髪だらけの村の唯一の角刈り男。角刈りの運命を辿ることになったセワ。彼はある朝、角刈りになることを決めていた。村を歩いているとロングヘアの村人たちは彼を見るなり驚きだした。この村ではロン毛長さ80cm以上。もちろんストレートのロングヘアしか許されず、ふわふわパーマの掛かったロングヘアなんてもってのほかさ。で少しでもうなっていたら隣町へ飛ばされてしまう。”角刈りの申し子”になりたいセワ・ワン太はロングヘアを捨てすっきりした角刈りになって朝を迎えこの表情。うーん、よくわからない表情だね!!
コムート村の夕陽に向かって立っている。彼はお腹と背中に顔があるようだ。夕方17時になると夕陽に向かってこの佇まい。「重くて歩きづらいですか?」て訊いたら背中の顔くんデパウが「本体はわてや」と答えた。「真ん中の人は誰なんですか?」て訊いたら「木彫りのファスタロだよ」だって。完成に2年8ヶ月掛かった。ジェレタは夕陽を眺めているとオレンジ色の中で何者かが動いていたのを思い出す。子どもの頃の話。よく遊んだ思い出が蘇る。日没直後に現れては消える。けど最近姿をめっきり見せなくなった。夕陽の彼方へ連れて行ってくれると言ったのに突然姿を消した。だけどここに来ればまた会えるさ。そう信じて今日もここに。
夕日に向かって
